ガン×ソード 第20話「ワンダフル・ユニバース」

エロと電波の30分。本当にありがとうございました。
てなわけで今回はジョシュアのプリシラ覗きやファサリナ×ミハエルのセクースなどサービスシーン目白押し。なんか吹っ切れてるなあ。結構どうでもいいシーンが規制の対象になったりしてるけど、こういうのはアリなの? この間のロバ規制は一体なんだったんだって感じ。

それにしても今回明らかになった鉤爪の計画って、まんまエヴァ人類補完計画ですわな。細かい部分に違いはあってもね。でも準備が完了するまでコアメンバー以外は誰もその全貌を知らなかったってのは大いに疑問ですねー。ブラコンのウェンディですら「ただ信じろって言われても―」と逡巡するのが普通の反応なわけで。まあカルトの不気味さってのを演出したいのかも知れませんけどね。一時のオウムみたいな。

前回の感想でも書きましたが、今まで敵方のキャラの堀下げって全くといっていいほど行われてないんですよね。鉤爪がこの計画に至った経緯や何故(おそらく仲間であった)ヴァン(やレイ)の妻を殺さなければならなかったのかとか、そういった事情は全くスルー。双子やウー、ガドヴェドの背景についても申し訳程度にサラッと流す程度。今回思わせぶりに出てきたファサリナの背中の傷についても、今までのパターンからすると適当にスルーされる可能性が高い。シリーズを通してオリジナルセブンのメンバーがこの計画に深く没入する動機付けの部分が全くと言っていいほど描写されていませんから、彼ら側への感情移入など出来るはずもなく、ただただ狂ったプランにのめり込んでいく異常性だけが強調されることになっています。

敵側のバックストーリーをここまで完全にスルーしてるって事にはそれなりの演出意図があるんだろうとは思うんですけど、その真の狙いが何なのかは現時点ではわかりません。でもオリジナルセブンメンバーの退場ペースが意外に速く、またその割には残り話数も余裕がありますから、このあたりで進行に変化が出てくるのかもしれませんね。まあそれも次回の対ファサリナ戦の展開次第でわかってくることだと思いますが。