ノエイン もうひとりの君へ 第6話「ナミダノジクウ」

ラクリマ ―― そこは崩壊した15年後の世界。カラスと共に時空の壁を通り抜けてこの地に辿り着いたハルカは、そこで変わり果てた故郷と、かつての親友の姿を見ることに・・・。

1話冒頭からほとんどマトモな説明もないままここまで突っ走って来てるわけですが、そんな説明不足もぶっ飛ばす勢いがこの作品にはありますね。でもそうこうしているうちに、あちこちに散りばめられたピースが徐々に集まってだんだんと物語の骨格が姿を現し始めています。そして今回からは、今まで竜騎兵たちを通してのみその姿を見せていたラクリマが舞台に。

まあそれにしても話が飛ぶ飛ぶ。もちろん最初から小学生の日常劇に終わるなんて思っちゃいないわけですが、ほんとハルカばりにワケわかんないうちに勢いに流されてるって感じが強い。それでも不思議と飽きることなく見続けてしまうのはなんなんでしょうね。確かに作画や動きもかなりのモノですが・・・とにかく不思議な魅力を感じます。(いやけっしてハルカの描写がエロいからってワケじゃないですよ。)

次回からはラクリマを救う切り札として連れてこられた“龍のトルク(=ハルカ)”を彼らがどのように利用しようとしているのかと、残されたユウたちがどう動くのかが焦点になりそう。でもまだ物語の全容がわかるまでにはしばらくかかりそうです。この展開のしかたはなんだかファンタジックチルドレンみたい。絵柄はかなり違いますけど。

それにしてもハルカの適応力はすげーな。いくら食い物だと言われてたって、もぞもぞ動いてる芋虫をほとんど躊躇いなくパクつくのはただもんじゃねーよ。コイツどこででも生きていけそう。